トーク・イベント「大山エンリコイサム × 青木野枝」

都市のさまざまな空間に名前をかき残していくライティング文化に関心を寄せ、エアロゾル・ライティングの文字形体を抽象化し再解釈した独自のモティーフ「クイックターン・ストラクチャー(QTS)​​」を展開する美術家・大山エンリコイサム。

慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)企画展「Altered Dimension」にて新作を発表する大山エンリコイサムと、彫刻家・青木野枝のトークイベントを開催します。

 

お申し込みはこちら 要予約(定員:80名)
※10月11日(火)0時00分より予約開始
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大山エンリコイサム 美術家
エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現を展開。イタリア人の父と日本人の母のもと、1983年に東京で生まれ、同地に育つ。2007年に慶應義塾大学卒業、2009年に東京藝術大学大学院修了。2011−12年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在以降、ブルックリンにスタジオを構えて制作。マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス)、ポーラ美術館(箱根)、中村キース・ヘリング美術館(山梨)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)、神奈川県民ホールギャラリーなどで個展を開催。『アゲインスト・リテラシー』(LIXIL出版)、『ストリートアートの素顔』(青土社)、『ストリートの美術』(講談社)、『エアロゾルの意味論』(青土社)などの著作を刊行。『美術手帖』2017年6月号を企画・監修したほか、コム デ ギャルソン、シュウ ウエムラ、JINS、アウディとのコラボレーションも手がける。大相撲令和4年1月場所では、横綱照ノ富士の三つ揃え化粧まわしにアートワークを提供し、話題となった。2020年には東京にもスタジオを開設し、現在は二都市で制作を行なう。

 

青木野枝 彫刻家
1958年 東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。80年代の活動当初から鉄という素材に魅了され、工業用の鉄板をパーツに溶断し、溶接して組み上げるシンプルな作業を繰り返すことで完成する作品を制作。それらは素材本来の硬質感や重量感、さらには彫刻=塊という概念からも解放され、作品の置かれた空間を劇的に変化させる。近年は石鹸、石膏、ガラスなど異素材の作品も発表。1997年より版画を継続して出版している。主な個展に「Mesocyclone」(2021年、ANOMALY)、「霧と鉄と山と」(2019年、府中市美術館)、「ふりそそぐものたち」(2012年、豊田市美術館)など。2021年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

登壇者:

大山エンリコイサム(美術家)

青木野枝(彫刻家)

モデレーター:渡部葉子(慶應義塾ミュージアム・コモンズ副機構長)

司会:長谷川紫穂(慶應義塾ミュージアム・コモンズ所員)

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