連携展覧会「オブジェクト・リーディング: 精読八景」
同じモノ(オブジェクト)を見ていても、その読み解き方は人によってさまざまです。寓意に満ちた銅版刷の女達、縄文時代の犬の骨、下級武士の江戸絵日誌、踊りの指示書、和歌短冊のアルバム、多色刷りの戦争図、しかけ絵の中の珍獣・・・本展に並ぶ不思議な組み合わせのオブジェクトは、モノをどう読み解くのかを、謎かけのように問うています。謎への応えは一つではありません。展覧会を構成する8つの専門領域が提示する視点と、展覧会を訪れるみなさんの思考が重なりあい、無数の応答を生み出します。オブジェクトを見つめ読み解く体験に、ぜひご参加ください。
日付
2021年8月16日(月)〜9月17日(金)
11:00—18:00
土・日・祝は休館
場所
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(慶應義塾大学 三田キャンパス 東別館)
※入口はキャンパス構内側ではなく、桜田通り沿いになります。
対象
どなたでもご覧いただけます。(事前予約制)
ご予約はこちらから ※当日のご予約も可能です
塾生・教職員の方は、事前予約無しでご覧いただけます。
※ 教職員証、学生証をご提示ください。密を避けるためお待ちいただくことがあります。費用
入場無料
お問い合わせ
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
※デジタルパンフレットはこちら(1MB)
主な出品作品 冒頭は担当部署
[1] アート・センター:土方巽、舞踏譜《なだれ飴》、1972年
[2]文学部古文書室:尾崎石城「石城日記」、江戸時代末期(文久元〜2年)
[3] 附属研究所斯道文庫:「短冊手鑑」、南北朝~江戸時代前期
[4] 文学部美学美術史学専攻:アルブレヒト・デューラー、《四人の魔女》、1497年
[5] 福澤研究センター:永島芳虎、「東台大戦争図 明治元戊辰年五月十五日」、1874年頃
[6] 三田メディアセンター(慶應義塾図書館):「唐蘭船持渡鳥獣之図」より「獣類之図」、江戸時代中〜後期
[7] 文学部民族学考古学専攻:「日本最古の埋葬犬骨」、縄文時代早期末(BC5500ー5300年頃)
[8] 慶應義塾ミュージアム・コモンズ:〈オブジェクト・リーディング:精読八景〉展覧会シート、2021年
※出品リストはこちら
オンライン・コンテンツ
出品作品は義塾の文化財のポータルサイト「Keio Object Hub」からもご覧いただけます。
来場者の書いた八景ピースを共有する特設共有サイト「#あなたの推しピース」は会場内だけでなく、オンラインでもご覧いただけます。
「短冊手鑑エクスプローラー」では、計533枚の短冊が貼り込まれているそれぞれの短冊の内容を、歌題や詠者で検索することができます。
主催:
慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾大学文学部古文書室、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫、慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻、慶應義塾福澤研究センター、慶應義塾ミュージアム・コモンズ、慶應義塾大学三田メディアセンター、慶應義塾大学文学部民族学考古学専攻
運営:
慶應義塾ミュージアム・コモンズ