開催報告:【UMAC東京セミナー】文化コモンズとしての大学ミュージアム

2019/09/13

 

2019年9月9日(月)、10日(火)の2日間、三田キャンパス北館と東館にて、大学博物館をめぐる国際カンファレンス「UMAC東京セミナー:文化コモンズとしての大学ミュージアム —ミュージアムにおける領域横断型研究・教育」が開催されました。

UMACは、国際博物館会議(ICOM)の国際委員会の一つで、大学ミュージアムとコレクションの最も大きな国際的フォーラムです。東京初のUMACカンファレンスとなるUMAC東京セミナーは、芸術活動の支援拠点である慶應義塾大学アート・センターと、塾内のコレクションや展示活動をつなぐ役割を担う慶應義塾ミュージアム・コモンズが共同で企画し、「異なる文化に根ざした知識や人々の交流をうみだす大学ミュージアムの力」をテーマとしています。

 

初日には台風が関東に上陸し、交通状況の悪い中にもかかわらず、14の国と地域から、多くの大学博物館関係者が参加しました。また、学芸員資格の取得をめざす塾生約60名も参加し、多様な文化的背景をもつ参加者と交流する貴重な機会となりました。

 

基調講演では、オブジェクト・ベース・ラーニングの実践と展開をテーマに講演が行われました。また、ミュージアム・コモンズ主催の特別パネルでは、芸術、文学、理工、建築とさまざまな専門領域を持つ研究者が、ミュージアムとコモンズについて、領域横断的な議論を展開しました。

 

その後、東館に場所を移し、市民と大学ミュージアム、大学ミュージアムと倫理など、多様なテーマのもとにポスター発表と口頭発表が行われ、活発に意見が交換されました。

 

研究発表の後に企画されたガイドツアーでは、厳しい残暑の中、東京大学、早稲田大学など都内の大学博物館を参加者が訪れました。

 

 

参考:

大学博物館をめぐる国際カンファレンス「UMAC東京セミナー:文化コモンズとしての大学ミュージアム」開催

https://www.keio.ac.jp/ja/news/2019/9/13/27-63025/  

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