シンポジウム|我に触れよ:コロナ時代に修復を考える

芸術作品に「触れる」ことは、作品を深く知る手段であると同時に直接的な破壊にも繋がり得る⾏為です。「触れる」ことからはじまるともいえる修復は、常にそうしたジレンマのなかで試⾏錯誤がなされています。本シンポジウムでは、これまで慶應義塾所蔵作品の修復また活⽤・保存のケアを⼿がけられてきた修復家の方々をお招きしケーススタディとしての修復実践をお話しいただきながら、「触」という観点から修復について再考します。⾮接触の時代を経たいまだからこそ、修復や芸術作品の活⽤・保存の現在と未来を語り合い、思考する機会となれば幸いです。

 

登壇者:

伊藤亜紗(東京工業大学)

黒川弘毅(武蔵野美術大学 /有限会社 ブロンズスタジオ)

髙橋裕二(有限会社 ブロンズスタジオ)

宮﨑安章(有限会社 修復研究所二十一)

渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター/慶應義塾ミュージアム・コモンズ)

プログラム

13:00 開会の挨拶|池田幸弘(慶應義塾常任理事)

13:10~ 第1部|「触」を考える

渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター/慶應義塾ミュージアム・コモンズ)「見出し、ケアし、伝える」

伊藤亜紗(東京工業大学)「ケアをする手」

 

14:00~ 第2部|修復の実践

黒川弘毅(武蔵野美術大学/ブロンズスタジオ)

髙橋裕二(ブロンズスタジオ)

宮﨑安章(修復研究所二十一)

 

15:20~ 第3部|ディスカッション

伊藤亜紗、黒川弘毅、高橋裕二、宮﨑安章

モデレーター:渡部葉子

 

17:00 閉会

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