民族学考古学資料展「出会い、さまざまなカタチ」
出会いで満ちたなら、世界はもっと素晴らしい!
人と人、人とモノが絶えずからみ合い、せめぎ合い、新しいカタチが花ひらく。そのめぐり合わせの妙が文化を育み、世界と人生を豊かにする。今も昔も、これからも。
幸運なことに、今ここ(慶応義塾)に驚くほどさまざまなカタチがある。オセアニアの民族資料、オリエントの古物、弥生・古墳・古代の遺物、そして出土獣骨。文学部の専門科目「民族学考古学研究法」のなかで、受講生たちはこれらの資料を手に取り、じっくりと眺め、スケッチして解説文を考えた。そのプラクティスを経た彼ら/彼女たちの眼差しには、多様な資料に通底する文化のハイブリディティ(混淆性)を読み取る感性がやどり始めた。多彩なカタチとのめぐり合いの始まりを、受講生たちが披露する「出会い、さまざまなカタチ」展。分断や反目が社会に広がりつつある今だからこそ、輝きを増す展示になるにちがいない。
詳細
日付
2020年1月17日(金)~2月8日(土), 2月25日(火)~3月12日(木)
場所
慶應義塾図書館(三田・新館)1階展示室
開室時間: 平日:9:00-18:20 土曜:9:00-16:50
※休室日:日・祝日・図書館の休館日対象
どなたでも見学可能です
費用
無料
主な展示資料
・銅鐸(弥生時代)
・土偶(縄文~弥生時代)
・複弁蓮華文軒丸瓦(古代)
・均整忍冬唐草文軒平瓦(古代)
・ブタ頭蓋骨(礼文島・オホーツク文化期)
・『第2回世界周航記』図版巻(ジェームズ・クック、初版、ロンドン、1777年)
・精霊像付鉤(ニューギニア)
・手持ち太鼓(ニューギニア)
・石灰岩製彫像ヌズヌズ(ソロモン諸島)
・子供を抱く女性像(フェニキア)
・バアル神像(シリア)
主催
慶應義塾大学文学部民族学考古学研究室
協賛
株式会社四門