1989年慶應義塾大学大学院修士課程修了後、出光美術館勤務。退社後、2005年乙種博士号取得、同年常盤山文庫学芸員となり現職に至る。専門は中国陶磁。所蔵作品の歴史的位置づけのための研究、および中国陶磁史研究のための作品蒐集を行ってきた。作品を前に研究者が集い議論できる場として「常盤山文庫中国陶磁研究会」を発足させ、その研究成果を会報として報告、これまでに『米色青磁』『米内山陶片』『北斉の陶磁』『米内山陶片Ⅱ』『青磁「東窯」』『米内山陶片Ⅲ』『初期白磁』の全七冊を刊行。2015年から3年間、慶應義塾で博物館学を担当したことをきっかけに、日本所在の古美術作品の次世代への継承についても強い関心を持っている。