開催報告:KeMCoトークセッション「ミュージアムとコモンズ」
2019/11/07
2019年10月25日(金)に、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)を紹介するトーク・セッション「ミュージアムとコモンズ」が開催されました。
KeMCo機構長の松田隆美文学部教授からは、慶應義塾の分散型ミュージアムの核として、文化財を巡る創造的な活動を支え、新たな知識や人々に出会うオープンスペースとして機能するKeMCoの役割が紹介されました。副機構長の渡部葉子アート・センター教授からは、KeMCoで展開されるアクティブ・ラーニング・プログラム「オブジェクト・ベースト・ラーニング(Object-based Learning)」の概要や海外における展開、教育研究における重要性が語られました。また、所員の重野寛理工学部教授からは、慶應義塾の文化財の幅広い活用を支えるデジタル・プラットフォームのコンセプトや、教育におけるデジタル技術の活用についての紹介がありました。
参加者からは、塾内外のミュージアムのハブとしての機能、様々なキャンパスに広がっていく活動を期待する声や、まだKeMCoのことを知らない学生に情報を伝えていってほしいといったリクエストが寄せられました。
KeMCoでは、開館に向けて、展示プログラムや教育プログラムなど、さまざまなプランを具体化していきます。また、準備の進捗に合わせ、同様のトーク・セッションを折に触れて開催する予定です。
参考:
慶應義塾の新たなミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」を紹介するトーク・セッションを開催
https://www.keio.ac.jp/ja/news/2019/11/6/27-64556/