建築・空間

文化・歴史・緑の融合

「緑のネットワーク」の形成

三田キャンパス側の屋上緑化を促進することにより「福澤公園」の緑、《平和来》像の庭園、シンボルツリーの「大銀杏」と連なる「緑のネットワーク」を形成します。

繋げる・発信する・
展開させる

三田キャンパスの歴史軸(文化軸)と日本の歴史・文化を紡いできた大動脈国道1号「桜田通り」を意識的・物理的に繋げることで、新たな文化の発信拠点を形成します。またキャンパスとタワーに人を引き込み、「教育・研究・交流」の活動を展開させます。

「文化・歴史ゾーン」の形成

歴史的建築物である「図書館旧館」「塾監局」との関係性を意識した計画とすることで、建物とランドスケープが一体となった「文化・歴史ゾーン」の形成と「分散型ミュージアム」の実現を目指します。

低層部における魅力づくり

展示室へのつながるルートは演出性を高め上階への期待感を持たせるとともに、そのルート上に、研究成果などを展示できるスペースや、収蔵室の様子、収蔵品の研究、修復作業などが垣間見える場所を点在させます。

ART WALL
・エントランスホール

研究成果や作品を展示する壁をエントランスから展示室のある3階まで連続して設けます。階段は上ってみたいと思わせる意匠性高いものとし、上層階への期待を高めるとともに、エントランスホールを演出します。

2F収蔵庫前室

前室の壁面をガラススクリーンにすることにより内部の研究活動や補修作業などを垣間見せ理解や興味を持ってもらうための場所として計画します。合わせて紫外線防止対策など、美術品に影響を及ぼさないための対策を施します。

意匠階段・踊り場

キャンパス側の壁面をガラスカーテンウォールとし、透明感を高めることで、視角による変化を楽しめるとともに、踊り場から、キャンパス側の図書館旧館や塾監局の歴史的建物がのぞめ、キャンパスとつながりを演出する場所として計画します。

展示室・テラス

キャンパス側に向いて屋上テラスを設けることで展示室からも図書館旧館と塾監局を一望できるように計画します。テラスは、利用者が休憩やリフレッシュのできる場所として使え、ウェルネスを意識した計画となっています。