久保仁志

慶應義塾大学アート・センター アーキヴィスト/芸術学

慶應義塾大学アート・センター・アーキヴィスト他。プロジェクトの多くはあるアーカイヴおよび具体的諸資料から出発し、それらが包含する様々な時空間的パースペクティヴを編集(モンタージュ)することで起こった出来事だけでなく起こりえた出来事を照射してみせるのだが、その根底にあるのは映画をはじめとした芸術作品における編集の観察・分析・構築を通して人間の経験の諸条件を可変的回路として設計し直す可能性の探求であり生成明滅しつつも過程としてあるこの世界への信にほかならない。近著に『〈半影〉のモンタージュ:アーカイヴの一つのモチーフについて』(「JSPS 科研費 26580029」レポート|2017年)、「アーカイヴと思考──クリストファー・ノーラン《フォロウィング》のモンタージュについて」『Booklet 27: 芸術とアーカイヴ──ジェネティック・エンジン』(慶應義塾大学アート・センター|2020年)など。慶應義塾大学アート・センターにて芸術とアーカイヴを考えるための企画『プリーツ・マシーン』(2018-)を行っている。

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