KeMCoについて
大学には、学生、教員、職員、卒業生など、アカデミック・コミュニティのメンバーが交流する伝統的な場所として「コモン・ルーム(Common Room)」が設けられています。慶應義塾では、「萬来舎」がその役割を果たしてきました。
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)は、ミュージアムにおけるコモン・ルーム、そして、公有/所有の枠組の外にあり、コミュニティ全体で守り活用する入会地あるいは空き地としての「コモンズ」です。KeMCoは、大学に関わるあらゆるコミュニティが、文化財を基点として交流する場、大学に存在するコレクションが相互に交流し、デジタル空間を通じてグローバル・ネットワークに接続する場です。
KeMCoは、慶應義塾の収蔵・展示施設を活用した「分散型ミュージアム」のハブとして機能します。
先進的なデジタル環境を備え、デジタル・アナログ融合型の展示プログラム、コレクション・プログラム、ディベロップメント・プログラム、サポート・プログラムなど、多様な活動を展開します。
KeMCoは、慶應義塾が保有する多様な文化コレクションや、コレクションを所管する研究・教育組織を相互に結びつける役割を担っています。
大学の学部、大学院、諸研究所だけではなく、一貫教育校とも連携を図り、収蔵品や学術資料の活用をめぐる全塾的なハブとなる組織として構想されています。
KeMCoの活動をサポートしてくださるスタッフを募集しています。
展覧会、講演会、ワークショップなどさまざまなイベントの準備や実施、研究プロジェクトの推進など、活動は多岐にわたります。